自分以上の存在

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子どもの存在って偉大だ。

 

当たり前のように言い伝えられていることだけど、経験をしてみて本当に真実だと思った。

 

自分を変えよう!と思っても石のような信念と何らかのアイデンティティを覆すくらいのイベントがないとなかなか難しいと思う。それに、数十年生きて来たらその人の価値観が確立されているからそもそもできないし。

 

子どもができるまでは自分がすべての中心、世界の中心だった。土日がなくても全く苦にならないくらい仕事が大好き!自分にも当然部下や上司にも同じ働き方を要求してたし、そうする事が当然と思ってた。キャリアの中断なんてありえないでしょ!仕事で失敗して悔しくて泣いたことはあったけど、何かに感動して涙を流すなんて何年もなかった。料理も嫌いだから外食でいいじゃん、と。

そんな私が出産したら簡単に180度違う人間になってしまった。本当に簡単にです。

職場に復帰後、仕事はバックオフィスで時短、16時半には何があっても帰ります!だし、本当によく泣きます。子ども関係の悲しいニュースを読んで電車の中でウルウル、子どもに「ママのお料理美味しい。ありがとう~」と言われ、感激のあまりポロポロ。外食なんてほとんどしない。だって家で家族みんなと食べるほうが美味しいから。1日3食作るのも苦じゃないよ。

服装もかわいい感じのお洋服、子どもとペアルックとありえないでしょ!ということばかり。それも自然に。

これまでプライオリティ1位だった仕事はあっという間に子どもと家庭に逆転。

それを当然のように受け止めている自分、それを心地よく感じている自分がいる。これが愛情なんだ~と思ってさらに嬉しくなってしまった。

旦那にも愛情はあるけど、また子どもへの愛情とは別なんですよね。

 

女性が全員出産するわけではないし、出産で変わる人も変わらない人もいると思う。ただ、私自身は子どもを持てて、その存在の偉大さを知れたのと、愛情の深さを知れたことは本当にうれしい。