怒らない育児の真意は

子育てには正解がない分、巷にあふれる情報に振り回され、どれを信用して良いのか判断がつかない場合が往々にしてあります。

最近❓❓❓と思ったのは「怒らない育児」

これを文字通り受け止めて実践してしまったら、その子の将来は恐ろしいことになるのではないでしょうか?

 

怒らずに子どもを正しい方向に導いてあげられるならそれに越したことはないけど、怒らない育児のそもそもの意図するところは

  • 人格否定するような怒り方はしない
  • 頭ごなしに怒らない
  • 子どもがなぜそのような行動を取ったのか背景や気持ちを考慮する

ということを理解した上で怒るべきときはしっかりと怒るというものです。

 

本来子どもは3歳ころまで社会のルールがわかっていません。何をやって良いのか、何をしたら悪いのかというルールそのものを学習している最中です。ですから、その時期に正しいルールをインストールしてあげる必要があります。

お友達をたたいたり、噛みついたり、自分の思い通りにいかず泣きわめいたりする時に親が笑いながら「駄目よ~」とか、そもそもそれらの行為自体に注意もせずに放置しているのであれば、子どもが学ぶせっかくの機会をつぶしてしまいます。それどころか黙って見ているのであれば、親として育児責任の放棄に近いのではないでしょうか?

そして3歳、4歳ころになってしつけをしなきゃと思い子どもを諭したり、注意したりしてももう聞かないですよね?だって、思い通りにやってもいいというルールの中で育ってきた訳ですから、今更親の言うことを聞きなさいと言っても難しいですよね?できたとしても時間はかかります。

 

親の満足として実践しているのは結構ですが、社会に出て生きていかなくてはいけないのは子どもです。ダイバーシティとか、自主性が尊重される時代になって来ていますが、社会の中で人と関わって生きていくのは未来永劫変わらないはず。

社会のルールを順守したうえで、個性を出し、認め合うのは結構ですが、そもそもの社会のルールが順守できないのであれば、問題児になってしまいます。

もちろん価値観は人それぞれ。正解がないからこそ、しっかりと見極めていきたいです。