北風と太陽のお話しからわかること

子どもにお片付けしてほしいとか、学校の宿題をやっていない時って「散らかってるわよ。お片付けして」とか、「宿題終わったの?大丈夫?」とこちらがしびれをきらして声をかけてしまうことありますよね?

子どもは「もう、今やろうと思ってたのに~!」と言って機嫌を損ね、そのまま。

声かけのタイミングや、無理やりやりやらせようという声かけにより、子どもの意欲を削いでしまいます。

 

イソップ童話で有名な「北風と太陽」

ある日のこと、北風と太陽が言争いをしていますが、どちらも引かずに力自慢をすることになりました。

「歩いている旅人の服を脱がせたほうを勝ちにしよう」

北風は冷たい風を勢いよく旅人に吹きかけますが、旅人は「なんて寒いんだ」と言いなが更に服を着こみます。

一方太陽はポカポカと優しい日差しを当て続けた結果、旅人は暑くなり自ら服を脱いだという話です。

 

どんなに力ずくで強制しても、人は意固地になるだけ。行動してもらうためには、太陽のように相手の気持ちを考えれば、無理なく自分自身で動いてくれます。

 

 子どもはやらなくてはいけないことは分かっているはず。

ママがちょっと我慢して、太陽のように見守ってあげれば、子どもは必要な時に動いてくれます。その時にこそ「うわ~、よくできたね」「宿題頑張ってたね」と一杯ほめたりねぎらいの言葉をかけてあげましょう。実は、子どもが行動してくれたあとの声かけがなかなか出来ていなかったりするんですよね。