学習指導要領について思うこと

数日前に子どもが小学校のお受験をしたというママ友とお話ししてから、教育について少し考えてみました。

学習指導要領の改正、高大接続改革など様々な施策を導入して(今後していくことを検討)いますが、どこまで実効性があるのかと少し疑問になりました。

うちの子はまだ2歳なので、一番年齢的に近い学習指導要領の改正を見てみました。

以下抜粋

(2)知識の理解の質を高め資質・能力を育む「主体的・対話的で深い学び」の実現
○「何ができるようになるか」を明確化
・ 子供たちに育む「生きる力」を資質・能力として具体化し,「何のために学ぶのか」という学習の意義を共有しながら,授業の創意工夫や教科書等の教材の改善を引き出していけるよう,各教科等の目標及び内容を,①知識及び技能,②思考力,判断力,表現力等,③学びに向かう力,人間性等の三つの柱で再整理したこと。


○主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善
・ 我が国のこれまでの教育実践の蓄積に基づく授業改善の活性化により,児童生徒の知識の理解の質の向上を図り,これからの時代に求められる資質・能力を育んでいくことが重要であること。そのため,小・中学校においては,これまでと全く異なる指導方法を導入しなければならないなどと浮足立つ必要はなく,これまでの教育実践の蓄積をしっかりと引き継ぎ,子供たちの実態や教科等の学習内容等に応じた指導の工夫改善を図ること。
・ 上記の資質・能力の三つの柱が,偏りなく実現されるよう,単元や題材など内容や時間のまとまりを見通しながら,子供たちの主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を行うこととしたこと。

 とっても素敵なことが書いてありますが、これ、先生できるんでしょうか?

「主体的・対話的で深い学び」とありますが、対話的な授業ってどんなのかしら?一方的に先生が教科書を読んで説明する。すべての回答には唯一の正解があると教え続けてきた人たちがこれからは対話的に!!なんてはなはだ疑問です。

 そもそも、学力向上のための施策を導入していますが、本当に学力を底上げしたいのであれば、就学前の幼少期の働きかけこそ充実させたものにすべきです。

なぜなら、成人してから成功するか否かは幼少期の働きかけにかかっていることが研究の結果からも明らかになっています。小学生、中学生からいきなり「生きる力」などの漠然としたお題目でスタートするのではなく、6歳以下、特に0~3歳の間にこそ生きる力・社会性を植え付けるための教育を施すべきです。

いわゆる幼児教育です。これ、絶対にやった方が良いです。だって、人間は3歳までの環境でその子の人格の土台が決定してしまうからです。

3歳までに刻み込まれた思考パターンはそれがポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、それを変えるにはその後10年かけても足りないと言われています。

小学校・中学校で生きる力いうよりも、この時期に本物の自己肯定感をつけてあげることこそがサバイバルできる力を育むのです。