子どもは親の言ったことではなく、やっていることを真似するもんです

おはようございます。

脳育アドバイザーのいけだりえです。

 

ウチの子どもは保育園に通っています。

登園時に観察してみると、

「ほら、先生にご挨拶でしょ」

「〇〇ちゃんのママよ、おはようはどうしたの?」

「帰るときは、さようならじゃなかったっけ?」

 

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子どもが挨拶しない場合は、

「まだ、恥ずかしいみたいで…」とか、

「同じクラスの〇〇ちゃんは、ちゃんと言えてるよ」

とママが代弁しています。

 

確かに、コミュニケーションを図るには、挨拶は欠かせません。

それに、挨拶は社会人としてのマナーだったりするから、

周りの子がみんな挨拶出来ているのに、自分の子だけ出来なかったら

少しは口出ししたくなります。

 

アドラー心理学の中に、「課題の分離」という考え方があります。

誰にでも挨拶してほしいと願うのは親の課題。

実際に挨拶するかどうかは子どもが自分で決めるというもので、

これは親の願いとは別な話です。

 

普段の会話の時から「挨拶できたらいいね~」のような話をしているのはOKですが、

いざその場になって「挨拶するんだよ」と言ってしまうと、そのこと自体が反発の原因になります。

子どもは親が思う以上によく観察しています。そして学んでいます。

子どもはすでに誰かに会ったら挨拶するというのは分かっています。

やるかやらないかは子どもの心次第。

その時に余計なプレッシャーがかかると、逆に出来なくなってしまいます。

世間体を気にしてママが

「まだ、恥ずかしいみたいで…」とか言ってしまうと

子どもは「ママは自分の思っていることを代わりに言ってくれるんだ」と思い、

自発的にやらなくていいという思考回路を作り上げてしまいます。

後はママが「恥ずかしい」と言うことによって

子どもが自分は「恥ずかしいんだ」と思い込んでしまう。

 

だから課題の分離です。

出来なきゃいけないと思ってるのは誰の課題ですか?

ママですよね。

子どもは「挨拶しなきゃ世間体が…」なんて思ってないはず。

子どもが、「挨拶したいけど、出来ないの」と相談して来たら共通の課題になるので、そこで一緒に考えるんです。

相談してこないのであれば、子どもの行動に干渉しない。

 

干渉しないで、ずっと出来ないままだったらどうするの!って思われる方いますよね。

そういう場合は、ママがお手本を見せるんです。

見せ続けてください。

 

子どもは親の言ったことは守りません。

でも、親のしていることは真似します。