子どもが机から物を落とす仕草の意味
本日は、子どもの困った仕草について書いていきます。
1歳半~2歳過ぎくらいに多いと思いますが、食事の時にスプーンやフォークを机から落としたり投げたりして困っているママたち、多いと思います。
これ、何でやってるんでしょうか?
ママたちにはイラッとする行動ですが、子どもの立場からしてみればちゃんと意味がある行動なんです。
実はこの時期、子どもたちは手を放すとものが落ちるという地球の物理原則を学んでいるんです。ニュートンの引力の法則です。
物理を学んでいる時期なんだとわかればイラッと感も少しは軽減されませんか?
そんなの聞いてもイラッと感は解消しない!という方には、
そもそも、スプーンやフォークを落とすという行為をしているのであれば、もうおなかがいっぱいのサインです。
「スプーンは落としません!」とポーカーフェースで一言。そして食事を片づけてしまいましょう。
ものを落としたい時期に、目の前に簡単に落とせそうな物があるからやるんです。それを片してしまえば落とすものはなくなります。
それに、子どもが「スプーンやフォークを落としたらごはんがなくなっちゃうんだ」ということが自分の体験として理解出来れば、スプーンやフォークを落とすことはなくなります。
おなかが空いたら、再度椅子に座って『いただきます』からスタートして食べてもらいます。ママには子どもがルール化するまでちょっと手間がかかってしまいますが、3日から1週間程度で改善できます。
そして大切なのは、子ども学びを中断させないこと。
子どもは物理原則を学んでいます、スプーンやフォークを落とすことは悪習慣になるのでさせませんが、落としてもOKなものはどんどん与えてください。
折り紙を丸めたものやフワフワボール等であれば良いですよね。沢山落とさせてあげて「落ちたね~」と一緒に学んであげましょう。
この時期に沢山ものを落とさせてあげると3歳になってもものを落とす子にはなりません。逆にこの時期にママが「駄目」と言って落とす経験を十分にさせてあげないと、3歳になっても机からものを落としている子になってしまいます。
悪習慣はポーカーフェースで「やりません。」そして変わりに伸ばしてあげたい本能や学びたいことを沢山させてあげる。できたら思いっきり褒めるということでお子様の行動はかなり変わってきます。
是非やってみてください。